こんな症状は
ありませんか?
- 37℃台の微熱が2~3週間以上続いている
- 夕方頃になると毎日のように熱がでる
- 解熱剤を飲むと一時的に下がるが、また熱が出る
- 他院で検査を受けたが原因がわからない
このような症状が続いている場合、感染症だけでなく膠原病やその他の病気が原因となっていることがあります。
持続する
発熱とは?
発熱は風邪やインフルエンザなどの感染症でみられることが多い症状ですが、通常は数日から1~2週間程度で改善します。
一方で、
- 数週間以上発熱が続く
- 原因がはっきりしない
- 繰り返し熱が出る
といった場合には、詳しい検査が必要になることがあります。
特に38℃前後の発熱が3週間以上続き、診察や検査を行っても原因が特定できない場合は、「不明熱(FUO)」として精査が行われます。
また、37℃台の微熱が長期間続く場合でも、膠原病などが隠れていることがあります。
考えられる原因
持続する発熱の原因は下記のような感染症・膠原病・悪性腫瘍・その他が原因となることが多いと言われています。
感染症
- 結核
- 感染性心内膜炎
- 深部膿瘍
- ウイルス感染
など
膠原病・リウマチ性疾患
- 全身性エリテマトーデス(SLE)
- 血管炎
- 成人Still病
- 多発性筋痛症(PMR)
- 関節リウマチ
- 皮膚筋炎/多発筋炎
- ベーチェット病
など
悪性腫瘍
- 悪性リンパ腫
- 白血病
- 腎がん
など
その他
- 薬剤熱
- 甲状腺疾患
- 炎症性腸疾患
など
発熱と一緒にこんな症状はありませんか?
持続する発熱に加えて、
- 関節の痛み・腫れ
- 朝のこわばり
- 手足の腫れ
- 発疹
- 頬が赤くなる(蝶形紅斑)
- 目や口の乾燥
- レイノー現象(寒いと指が白や紫になる)
- 筋肉痛や筋力低下
- ひどい口内炎
などがある場合には、膠原病の可能性も考える必要があります。
原因が分からない発熱が続く場合は、一度リウマチ科への相談もご検討ください。
Q&A
Q. 微熱が続くだけでも膠原病の可能性はありますか?
A. はい。一部の膠原病(全身性エリテマトーデスや血管炎など)では初期症状として発熱や微熱のみがみられることがあります。とくに関節痛や皮膚症状を伴う場合は一度リウマチ科または膠原病内科への受診をご検討ください。
Q. 発熱だけでリウマチ科を受診してもよいですか?
A. 発熱だけでは感染症などが原因であることも多いため、まずは一般内科での診察が勧められる場合もあります。当院ではリウマチ・膠原病診療に加えて一般内科診療も行っています。原因がわからない発熱や微熱が続く場合もお気軽にご相談ください。
Q. 何日くらい熱が続いたら受診したほうがよいですか?
A. 高熱が続く場合は早めの受診が必要です。また、37℃台の微熱でも2~3週間以上続く場合や、原因がわからない場合は一度医療機関を受診しましょう。
Q. 持続する発熱でどのような検査を行いますか?
A. 症状や診察所見に応じて血液検査、尿検査、画像検査などを組み合わせて原因を調べます。必要に応じてCTやMRIなどの精密検査が可能な連携医療機関をご紹介します。